表面張力について

表面張力と界面張力の違いは何でしょうか?
表面張力と界面張力の意味は同じです。一般的に、気体と液体の界面の間における力を特に表面張力といい、それ以外の間に働く力を界面張力とよび区別することがあります。
表面張力の測定方法はどのような種類がありますか?
主なものに下記のような測定方法があります。
  • ペンダント・ドロップ(懸滴法)
  • Wilhelmy法(プレート法、垂直板法)
  • du Nouy法(リング法、輪環法)
  • 最大泡圧法(バブルプレッシャー法)
  • スピニングドロップ法
  • ドロップボリューム法などがあります。
ペンダント・ドロップ法で表面張力を測る際、針の径の影響はあるのですか?
基本的には影響を受けません。 測定事例
液体同士の界面張力を測る際、密度差はどれくらい必要でしょうか?
理論的には、密度差0.01でも計算・測定は可能です。
測定に必要な条件は、液体間の界面が形成されていて、画像で認識できるか?測定に必要な懸滴ができているかが重要になります。
ペンダント・ドロップ法で表面張力を測定する際には、どれぐらいの液量が必要でしょうか?
ペンダント・ドロップ法で使用するシリンジ自体の容量が1ミリリットルですので、1ミリリットルあれば十分です。 参考
ペンダント・ドロップ法では高粘度の液体の表面張力はどれくらいまで測定できますか
弊社の実績では、7,000mPa・sまで測定した実績が御座います。
参考:サラダ油 65mPa・s とんかつソース 650mPa・s
ただし、液が接着剤などの場合はシリンジ内で固化し懸滴の作成が出来ないケースもありますので、事前の確認が必要になります。 参考事例