接触角計デモ機に新ラインナップ F200T
今日もあすみ技研の接触角計・表面張力計コラムをご覧いただきまして有難うございます。今回は新たにデモ装置として導入しました上面観測&自動測定が可能な接触角計「F200T」の紹介です。
装置外観・サイズ

装置サイズは、
F200T本体 |
: |
W263×D514×H407 |
コントロールボックス | : | W 89×D245×H271 |
となっております。
本体部分は一人で簡単に設置や移動ができる程度の重さや大きさで外枠がフレーム構造のため持ちやすく(ただし、フレームの上部を持つのはNGです。図1参照)、コントロールボックスはボックスティッシュをスリムにしたぐらいのサイズ感で場所を取らずに設置できるようになっています。
機能・特徴
上面観測(二面同時撮影)
接触角を測定する際に液滴を側面と上面の2方向から撮影することができます。上面観測をすることで側面観測では確認できないいびつな液滴の濡れ拡がり方を確認することができます。詳しくは別のコラムで書いていますので、ぜひそちらをご参考にしてください。

試料ステージサイズ
F200T |
: |
100mm×100mm |
B100 | : | 100mm×100mm |
ステージサイズは両装置同じ(100×100mm)ですが、F200Tの方がカメラから光源までの距離が拡がっており試料スペースに余裕があるため作業性も向上しています。
オートステージ&オートディスペンサー
ステージとディスペンサーを自動化することで、測定条件を設定し測定をスタートすればあとは自動で測定が行われます。計測ポイントが多い測定ではステージの移動や調整で意外と時間がとられていることもあるのですが、自動でステージのX軸移動も行われるため測定時間の短縮にもつながります。オートステージ、オートディスペンサーについてもそれぞれ紹介コラムがありますのでぜひご覧ください。
新機種F200Tのご紹介をしましたがいかがでしたでしょうか。F200Tは自動で測定が行われるので誰でも簡単に静的接触角を測定することができ、上面観測機能によってより厳密に液滴の評価を行えます。当社ではF200T以外にもご都合に合わせた各接触角計のレンタルも行っております。機種選定や困っていること・気になっていることがあるお客様がいらっしゃいましたらぜひお気軽にお問い合わせください。それではお付き合いいただきありがとうございました。
(M.H)