測定事例(動的接触角)

  • 測定事例1:動的接触角測定事例(拡張収縮法)
  • 測定事例2:動的接触角測定事例(傾斜法)

測定事例1

動的接触角測定事例(拡張収縮法)

オプションであるオートディスペンサーを用いれば、液を自動で吐出・吸引しながら動的接触角(前進角、後進角)を測定することが可能です。


拡張収縮法説明イラスト

除去性の良し悪しを比較するため、テフロンとアルミの比較

使用装置:B100、オートディスペンサ

測定液:純水

テフロン(除去性が良い例)

収縮時に液滴の変形が少ない、つまりヒステリシス(前進接触角と後退接触角の差)が小さいほど、除去性がいいと評価できます。

テフロン(除去性が良い場合)

アルミ(除去性が悪い例)

反対に除去性が悪い場合は、収縮時に液が固体にへばりつくような挙動を示し、液滴の変形が顕著になり、ヒステリシスも大きくなります。

アルミ(除去性が悪い場合)

測定事例2

動的接触角測定事例(傾斜法)

動的接触角計B100W
使用機種:B100W

測定ステージとともに接触角計自体を傾斜させ、同時に着液した水滴の動的接触角を測定した事例です。操作は、解析ソフト側でクリックするだけで自動測定を行います。

下記の測定データを取得することが可能です。

  • 前進接触角(前進角)
  • 後退接触角(後退角)
  • 滑落角(転落角)
  • 液滴の滑落速度(μm/s)/加速度
  • 着液後の液滴の直径